恵比寿のパーソナルトレーニングジム・ワークアウトスタジオ LiFORCE | Vol.01 ふたつの拳で未来を掴む!リングの上のプロフェッショナル[前編]

Vol.01 ふたつの拳で未来を掴む!リングの上のプロフェッショナル[前編]

バージョン 2インタビューブログ「Athlete Force」では、夢を追いかけ努力し続けるトップアスリートの皆さんに競技、日々のトレーニング、人生に至るまでさまざまなことを語っていただき、その人の本質に迫ります。

記念すべき第1回に登場していただくアスリートは、プロボクサーで[通称:BK(ビーストキング)]こと[藤中周作(ふじなかしゅうさく)]選手です。

2016年8月現在のランキングは[日本ウェルター級7位]。

世界王者を目指す期待のハードパンチャーにお話しを伺いました。

ボクシングと出会って世界が変わった

DSCF0404-2筆者(以下「筆」と表記):ボクシングと出会ったきっかけはなんですか?

藤中選手(以下「藤」と表記):ボクシングとの初めて出会ったのは、小さい頃に叔父さんの影響でマイク・タイソン(元世界ヘビー級チャンピオン)の試合を観たことでした。小さなカラダで自分よりも大きな相手をバッタバタと倒していく姿を観て「強いってどんな気持ちだろう」と思い、それを知りたくてトレーニングを始めました。はじめはとにかくカラダを大きくして自分より大きな相手を倒すことばかり考えてましたね(笑)。

筆:はじめからプロを目指していたのですか?

藤:はじめは漠然と強くなりたいと思っていて、プロは自然に意識していました。自分のチカラがどこまで通用するか試したかったんです。正直プロテストは通過点としか考えていなかったのであまり印象には残っていません(笑)。それよりもプロになってからの方が本当の意味で波乱万丈だったと思います。

結果に責任を持つのがプロ

S0349711-2筆:プロボクサーという「仕事」についてどう思いますか?

藤:ぶっちゃけ仕事という感覚は未だにないです(笑)。日本ではファイトマネー(試合で得る報酬)だけで食べていける選手はほんの一握りですし、それが当たり前になってる国内ではボクシングを仕事として割り切るのは難しいですよ。

筆:国内トップクラスの選手でも食べていけない現状についてどう思いますか?

藤:プロである以上食べていけないこともすべて自分の責任ですから。勝ち続ければ海外で高い報酬を得ながら試合ができますし、勝てないことの責任も背負うことがプロだと思っています。プロボクサーとして食べていくためにも結果を出し続けたいです。

闘うことが仕事か、勝つことが仕事か

S0430374-2筆:藤中選手といえばファンとしては派手なKO勝利を期待してしまいます。

藤:ありがとうございます(笑)。たしかにプロはただ勝てば良いというものではないんですよね。もちろん勝つことは大切なんですが、ただ勝つだけでなく試合を観に来てくれたお客さん全員に楽しんでもらわなくてはいけないので、派手なKO勝ちを狙って空回りすることはよくあります(苦笑)。

筆:試合に勝っても納得できないことはありますか?

藤:それもしょっちゅうです(笑)。あそこで(追い込みに)行っておけば倒せたかもしれないとか、試合中にスタミナが切れて判定になってしまった時は猛烈に反省します。自分としては勝つ姿を観てもらうことが一番なんですけど、試合の内容で熱狂してもらうのもエンターテイナーとしての仕事だと思うので結果との両立が課題ですね。 

日本のボクサーももっと筋力トレーニングした方がいい

S0390344-2筆:試合に向けて意識的に取り組んでいることはありますか?

藤:ウェイトトレーニングですね。日本のボクサーは海外の選手と比べてあまりウェイトトレーニングをしたがりません。ボクシング界では未だに昔ながらの考えが根強くてウェイトトレーニングはカラダが重くなるからダメだとか、ボクサーに太い筋肉は必要ないとか言われるのが原因だと思います。だからこそ自分はそこを強みにしていますね。定期的なトレーニングのおかげで他の選手より筋出力(パワー)が高いことが自分の武器になっていると思います。

筆:ウェイトトレーニングの効果を感じた試合はありますか?

藤:まず2011年に新人王トーナメントで優勝することができました。エントリーしていたのはデビューして間もない選手がほとんどなので技術自体に大きな差はなく、正直パワーで勝ったなという感じはありました。でも技術は後からいやでも上がっていくと思うので、まずは基礎となるフィジカルを鍛えていくことは間違いではないと信じてます。これからは日本のボクサーももっともっとウェイトトレーニングをした方がいいと思います。 

 

プロボクサーとしての階段を全力で駆け上がっている最中の藤中選手。次回の[インタビュー後編]では、過去に直面したスランプやボクシング以外のライフスタイル、将来のイメージなどについて語っていただきます。

Athlete profile

DSCF9388-3【名前】藤中 周作(ふじなか しゅうさく)

【出身地】宮崎県宮崎市

【誕生日】1986年9月20日

【競技】プロボクシング

【獲得タイトル/ランキング】2011年全日本新人王獲得、日本ウェルター級7位(2016年8月現在)

【経歴】1歳上の兄とともに幼い頃からカラダを鍛えはじめ、地元・九州のボクシングジムでプロライセンスを取得。その後東京へ拠点を移してキャリアを積み、2011年全日本新人王トーナメント優勝、日本ランキング入り、海外で元世界王者とのタイトル戦に挑戦など、アグレッシブに強者に挑み続ける日本ボクシング界が誇る期待のハードパンチャー。