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2016.09.10

Vol.01 ふたつの拳で未来を掴む!リングの上のプロフェッショナル《前編》

バージョン 2

『ATHLETE FORCE 〜未来への扉〜』は夢を追いかけるトップアスリート達にインタビューし、競技や人生について語っていただくコンテンツです。
記念すべき第1回目に登場していただくのは、プロボクシング界の「BK(ビーストキング)」こと藤中周作(ふじなかしゅうさく)選手です。2016年8月現在のランキングは日本ウェルター級7位。世界を狙う日本期待のハードパンチャー藤中選手にお話を伺いました。

 


ボクシングと出会って世界が変わった


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— ボクシングとの出会いは?

小さい頃に叔父さんの影響でマイク・タイソン(元世界ヘビー級チャンピオン)の試合を観たことがきっかけです。小さなカラダで自分より大きな相手をバタバタ倒していく姿を観て「強いってどんな気持ちだろう」と思い、それを知りたくて筋力トレーニングを始めました。はじめはとにかくカラダを大きくして自分より大きな相手を倒すことばかり考えていました(笑)。

— プロになることは当時から考えていたのですか?

強くなりたいと思うようになってからは自然とプロを意識していました。自分のチカラがどこまで通用するか試したかったんです。正直プロテストは通過点としか思っていなかったのであまり印象には残りませんでした。それよりもプロになってからの方が本当の意味で波乱万丈だと思います。

 


結果に責任を持ってこそプロ


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— プロボクサーという仕事についてどう思いますか?

ぶっちゃけ仕事という感覚は未だにないんです(笑)。日本ではファイトマネー(試合の報酬)だけで食べていける選手はほんの一握りですし、それが当たり前になっている国内ではボクシングを仕事として割り切るのは難しいと思います。

— 国内トップクラスの選手でも食べていけないことについてどう思いますか?

食べていけないのもすべて自分の責任ですからね。勝ち続ければ海外で高い報酬を得ながら試合ができますし、勝てないことの責任も自分で負うのがプロだと思っています。プロボクサーとして食べていくためにも結果を出し続けたいです。

 


戦うことが仕事なのか、勝つことが仕事なのか


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— 試合内容についてのこだわりはありますか?

プロの試合はただ勝てば良いというものではありません。勝つにしても試合を観に来てくれているお客さん全員に楽しんでもらわなくてはいけないので、派手なKOを狙い過ぎて空回りすることは今もよくあります(苦笑)。

— 試合に勝っても納得できないことはありますか?

しょっちゅうです(笑)。あそこで(ラッシュに)行っておけば倒せたかもしれないとか、スタミナ切れで判定まで行ってしまった時は猛烈に反省します。自分としては勝つ姿を観てもらうことが一番なんですけど、試合の内容で熱狂してもらうのもエンターテイナーとしての仕事だと思うので結果との両立が課題ですね。 

 


日本のボクサーももっとウェイトトレーニングした方がいい


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— 現在意識して取り組んでいることはありますか?

ウェイトトレーニングです。日本のボクサーは海外の選手と比べてあまりウェイトトレーニングをしません。ボクシング界では未だに昔ながらの考えが根強くてウェイトトレーニングはカラダが重くなるからダメだとか、ボクサーに太い筋肉は必要ないとか言われることが原因だと思います。逆に自分の場合はそこを強みにしていますね。定期的なトレーニングのおかげで他の選手より筋出力が高いことが自分の武器になっていると思います。

— ウェイトトレーニングの成果を感じたことはありますか?

まず2011年に新人王トーナメントで優勝することができました。エントリーしていたのはデビューして間もない選手がほとんどなので、パワーで勝ったなという感じは正直ありました。でも技術は後からどんどん上がっていくものなので、まずは基礎となるフィジカルを鍛えていくことは間違いではないと思います。これからは日本のボクサーももっともっとウェイトトレーニングをした方がいいと思います。 

 

プロボクサーとしての階段を全速力で駆け上がっている藤中選手。次回の《後編》では、過去に直面したスランプやライフスタイル、将来のイメージについて語っていただきます。

 

《ATHLETE PROFILE》

藤中 周作  -Syusaku Fujinaka-

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プロボクサー[2011年全日本新人王、日本ウェルター級7位(2016年8月現在)]

宮崎県宮崎市出身

1986年9月20日生まれ

Official blog[http://ameblo.jp/syusaku1020/

1歳上の兄とともに幼い頃からカラダを鍛えはじめ、地元・九州のボクシングジムでプロライセンスを取得。その後東京へ拠点を移してキャリアを積み、2011年全日本新人王トーナメント優勝、日本ランキング入り、海外で元世界王者とのタイトル戦に挑戦するなど、アグレッシブに強者に挑み続ける日本ボクシング界が誇る稀代のハードパンチャー。